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スケッチ オブ バッハ「無伴奏チェロ組曲」 その4

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Lluis Claret (´93) 
 可もなく不可もなく、色でいえばグレー一色といったところ。口当たり良くソツなく弾いているが、それ故何の抜けもないだろうといった、一種あつかましさを感じるのは私だけだろうか? ソツがないだけの音楽に、心を動かされたことはない。伝わってくるものが、中心からほんの少し離れているように思える。


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Antonio Meneses (´93)
 ライナーノーツによれば、使用楽器はかつてカザルスが使っていた「ゴフリラー」との事。演奏自体は特に新味はないものの、安定したテクニックの流麗なスタイルは安心感がある。良い演奏で出来は水準をはるかに超えると思われるが、大きく頷くことにためらいを覚える。何が足りないのだろうか?


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鈴木 秀美 (´95)
 日本のバロック奏者の雄。丁寧で透明感のある演奏で、冴えを感じる。特にNo.3なぞビルスマ先生に迫る出来。きちんとした理論の裏付けがあるのだろう。楽器は借り物?のようだが、自身が持つバルト・フィッサーでの再録を望みたい。


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Jiri Barta (´95)
 華やかではない。彼独特のバッハ観に基づく静かな演奏がある。それは聴き手に何をもたらしたか?満足? いや、満足に到達する前に、微妙なテンポのズレが邪魔していて、あまりにきれいに弾きすぎている。ワインで言えば、クリーンで良く出来ているが、飲んだとたん味を忘れてしまいそうな1本という気がする。


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Guido Schiefen (´96)
 個性的な演奏。独特の走らせ方。坂道でブレーキを多用する車を思い起こさせる。安全なのだろうけど、決してスマートではない。しっかりしているが、ギクシャク感が否めない。エンジンブレーキもブレーキであったと思うが・・・。


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Jaap Ter Linden (´96)
 丁寧に取り組んでいて、美しい透明感のある音色。特にAmati(楽器)によるNo.6のみずみずしさといったら。破綻のない、ゆったりとした語り口。好盤。


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Peter Bruns (´97)
 決して暗くならず、透明感を持ったすがすがしい演奏。色で言えばエメラルドを薄く溶かして明るさを残したような色調。いい意味でエッジが効いているし、さっぱりとしながらも味わい深い。録音状態もすばらしい。
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