FC2ブログ
See more details
Title List

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スケッチ オブ バッハ「無伴奏チェロ組曲」 その2

annerbylsma.jpg
Anner Bylsma (´79)
 バロックアプローチの代表の一人。その名に恥じない出来栄え。特にNo.3の凄み。No.6では少し失速気味か。この録音には傑出した作品のみに感じられる深み、ある意味のそっけなさ、品格を感じる。ワインで言えばフィネス溢れるブルゴーニュの古酒の趣き。聴き継がれていくべき作品だ。

67.jpg
Yo‐Yo Ma (´82)
 すばらしいテクニックだが、荒っぽく技量のひけらかしのようをに思えて、心にしみじみ伝わってこない。ムッチリと太った大きなアサリを口に入れたら、思い切りザラザラした砂を噛んだ思い。悲しいことに何度聴いても同じ印象を持たされる。なんでだろ?


hqdefault (1)
Paul Tortelier (´83)
 旧譜の流麗さを保持しながらも、音色はさらに磨きがかかり、ひとつひとつのフレーズを確かめるような、丁寧な演奏。色で言えば銀鼠。渋い。


4662532.jpg
Lynn Harrell (´84)
 よく考えて弾いているし、情熱もあるのだが、音程の不安定さもあいまって、ちょっと口ベタなタイプに聞こえる。几帳面で論理的な人なんだろうな。音と音が離れている。遊びより緊張がまさっているようだ。スカスカのパンを牛乳なしでほおばった時のような、しっとり感が少なく、乾いた印象。


ダウンロード
Julius Berger (´84)
 粘りのある演奏である。いい感じと思っている矢先に、あれれといった期待はずれの部分と、独特のボウイングとがあいまって、なかなかつかみどころのない内容になっている。そういう意味ではテゴワイ。粘り、つかみどころのない、・・・ん?納豆?


99.jpg
Heinrich Schiff (´84)
 バロック的な奏法。最初とっつきにくいが、よく噛んでいると味が出てくる硬いスルメのようだ。こじんまりとまとまっている感じだが、よくよく聴くとなかなかしっかりしている。線は細いが早口で、男性的。テンポよし、切れ味よし。こういう人にタメなぞ必要ないか。


949.jpg
Mischa Maisky (´85)
 タメが効いている点や歌っているところなど、時々カザルスが脳裏をよぎる。演奏自体はなめらかな音色、スケールの大きさ、テクニック、どれをとっても一級品。だがヒゲのマイスキーがモンタニャーナを弾いているのに、美人で頭もいいが、ちょっと閉じていてあまり笑わない女を思い起こさせる。
 






スポンサーサイト

COMMENT

POST COMMENT

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。